サンタクロースって本当にいるの?
もうすぐクリスマスだ。ということで私も子供のためにプレゼントを用意しなければいけない。去年はハーモニカを買った。その頃、娘はムーミンをよく読んでいた。ハーモニカはムーミンの友達スナフキンの愛用の楽器だ。なので娘にも馴染みのあるものだったが、実際にその実物を手にすると、自分もスナフキンみたいになれると思ったみたいな様子だった。そして上機嫌に演奏(と言っても音を鳴らすだけだが)してくれたので私としても嬉しかった。値段の割に効果的な一品だったと思う。
もちろんこのハーモニカはサンタさんが届けてくれたことになっている。ときたま、ついうっかり「パパが買ったハーモニカどうしたの、、、」みたいな台詞を口にしそうになったりするが、これはまだご法度だ。
去年は朝起きてプレゼントを見るなり、「サンタさんやっぱり来てくれたんだ!」と言っていた。ちなみにこれは名作絵本「ノンタン サンタクロースだよ」のノンタンの一台詞そのままで、そのときのノンタンに成り切って使ったみたいだった。
ノンタン!サンタクロースだよ (ノンタンあそぼうよ (7))
- 作者: キヨノサチコ
- 出版社/メーカー: 偕成社
- 発売日: 1978/11
- メディア: 単行本
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ということで、娘は今年もサンタさんの到来を待っている。娘はまだサンタの正体が私およびママとジジババであることをまだ知らない。遅かれ早かれその正体を知る日は来ると思うが、不思議なもので、なんとなくその日がまだ先のことであって欲しいというのが今の私の気持ちだ。
思い返せば、私が子供のときも、クリスマスの朝にプレゼントが枕元に置いてあるのを見て嬉しくなったものだった。一方で、小学校の中学年くらいのときには親に向かって「サンタがいるなんて思っていないけどプレゼントくれ」みたいなことを言って、少しばかり親をがっくりさせたらしかったことも覚えている。
まあ娘にはサンタクロースにワクワクする気持ちをもう少しばかり楽しんでもらいたいというだけではあるのだが、一方でこの私の願望は子供には子供のままでいて欲しいみたいな気持ちの現れでもあるような気もする。先日アマゾンプライムでキティちゃんのアニメを娘と見たが、サンタは本当にいるのかという題材を取り扱っていた。「おいおいそんな重要な事柄を軽々しく子供の目に触れさせてくれるな」という気持ちになってソワソワしながらの鑑賞になってしまった。途中サンタなんかいるわけない的な流れで話が進んだが、結局の結論は私の解釈では曖昧な感じに終わったので安堵したのだった。子供の成長を受け入れられる親になりたい。